静電誘導型トランジスタ

静電誘導型トランジスタ ~ SIT(Static Induction Transistor)について


西澤潤一東北大学名誉教授によって開発された唯一・粋国産半導体デバイスです。StaticInductionTransistor
静電誘導効果を利用したもので、大電流にも対応でき消費電力は少なく、チャネル抵抗を極限まで減少させ、低内部抵抗・高速動作・低損失を実現しました。
入力された信号波形に、忠実な増幅を可能とする、非常に特性の優れた、半導体デバイスです。
 
特徴 作用
三極真空管特性 奇数次高調波歪が少ない
等μ特性であり、リニアリティーがよい 電圧増幅歪が少ない
電圧増幅率が大 少電圧駆動
高周波特性が良い 利得帯域幅の積が広く、位相歪が少ない
発生ノイズが少ない 内部発生ノイズが少ない
出力インピーダンスが低い 良好な出力トランス特性が得られる
寿命が半永久的 特性の経時変化がない
熱暴走が生じ難い 破損し難い